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アイカツ! 101話感想 追っかけアイドル的な話

もう放送から2週も遅れてるので前置き無くさくっと。
2年目最終回となる今回、画面の中心にあったのは、いちごから逃げるあかりと、あかりを追いかけるいちごでした。
何故あかりがいちごから逃げたのかという話は、こちらの天秤さんのブログの記事にとても綺麗にまとまっているのでそちらにお任せするとして、
わかば色のルーフトップ 再定義されるあかりの原点――本当の目標は真似でなくて(アイカツ!第101話考察)
(これ以外の考察もとても面白いのでお勧めです。)

この記事ではいちごが誰かを追いかけるという画面上の動きが、この2年間のアイカツ!においてどのような意味を持っていたのか、ということに焦点を当てたいと思います。

第28話『美月とスッポン』でわかりやすく示された通り、いちごが美月を追いかけるというのが美月といちごの関係であり、いちごのストーリーの主軸でした。
これは50話を区切りに、美月が去った後の51話からは一旦潜伏しますが、2年目後半から再び浮上し追いかけ始めます。
この「追いかける」というのは、もちろんアイドルとしての存在を追いかけるということなのですが、重要なのは、それだけではなく物理的にもいちごは美月を追いかけているという点です。
具体的に例示していきます。
2年目に初めていちごが美月と対面した第63話『紅白アイカツ合戦』では、美月の後姿を見たいちごが美月を探し回り、遂に再開を果たすのがとても印象的に描かれます。(あおいと蘭はその手助けをします。)
美月がアイドルとして復帰する第75話『アゲイン♪オフタイム』では、シークレットライブの張り紙から美月を感じ取ったいちごが、美月復活を目の当たりにします。(他の組の子達は美月を感じ取ってはいません。)
さらに美月がWMとしての活動を開始する第78話『ミラクルはじまる!』、最初は美月からいちごに会いに来ますが、意味深な言葉を残して去ります。
そして、その言葉をヒントにいちごは美月の事務所を探します。
これらすべての回が美月が大きな行動を起こした回であり、そういう時にいちごが美月を追いかけるのが最大限印象的に描かれています。
美月さんが2年目に初めて顔を見せる第53話『ラララ☆★ライバル』でも、いちごはそうとは知らなかったとはいえ結果的にドリアカに潜入して美月を追いかけていたとも言えないこともないですね。たぶん。

こうして見ると追いかけるっていうより探すって方がしっくりくるかもしれませんが、まあ同じことです。
両方の意味があると考えていただいても結構。
大事なのはいちごが美月を「目が追いかけてしまうアイドル」と評したことです。

いちご「私ね、同じステージに立っていても、ついつい美月さんに目が行っちゃうの。お客さんもきっとそうなんだと思う。ステージに何人アイドルがいても、みんなの視線が自然と美月さんに引き寄せられる。私がそうだったみたいに……。いつも私たちの先頭を走ってる」(第92話『サマーアイドルストーリー』)

誰もが引き寄せられる美月を、誰よりも追いかけようとするのがいちごである、というのが1年目も2年目も通底していることであり、そこに作劇的にはドリアカという存在が大きく関わっているのですが、この話はまた別の機会にします。
さて、この美月の特性は映像でもいつも表現されており、美月は後ろ髪を残して画面の外へ去っていくカットが非常に多いのです。
追いかけたくなる後姿というのが、美月の役割として画面に表れているんです。
画面の中の動きにおいても、美月は「追いかけたくなるアイドル」であり、いちごは「追いかけるアイドル」なのですね。
これはもちろん、美月がいちごの「道標」だからということでもあります。
しかし、そうした憧れのライン上の関係だからという以上に、美月は「追いかけたくなるアイドル」だし、いちごは「追いかけるアイドル」なのです。
それを如実に表しているのが、いちごに憧れる大空あかりという存在です。

あかりはいちごに憧れ、いちごを追いかけてアイドルになりました。
その意味で、いちごは追いかけられ、あかりが追いかけるという関係です。
ですが、やっぱりいちごは「追いかける」んですね。
第80話『アイカツ!ブートキャンプ』で、いちごはブートキャンプに行ったあかりの下へ訪れます。
第97話『秘密の手紙と見えない星』でも、スペシャルアピールが出来ずに苦しむあかりに会いに行きます。
このように、あかりが悩んでいる時には、いちごの方からあかりに会いに行くのですね。
これが1年目、美月といちごの時はどうだったかというと、いちごが悩んで歩いていると、中庭にいる美月に出会う、という形が多かったように思います。
これはちょっと全部チェックしきれていないので、僕の印象であって実際は全然そんなことないかもしれませんが……。

ともかく、これまで見てきたように、いちごは追いかけるアイドルでした。
そしてその集大成、いちご主人公のTVラストの第101話でも、いちごが追いかけるのです。
この2年間の最後まで。
この徹底された構図の美しさの中、いちごに捕まったあかりは心情を吐露し合い、いちごと向き合い、そして握手します。

あかり「星宮先輩が、目をそらせないほどきれいだったから……」(第101話『憧れのSHINING LINE』)

こうしてこの上なく綺麗にバトンタッチされて、さて。
いちごを追いかけてスターライト学園にやってきたあかりは、いちごを追いかけながら一体どんなアイドルになるのだろうか?
それが描かれるのが102話からの3年目なのです。
受け取ったバトンを手に、あかりが自分のアイカツをしていくのでしょう。
その予感と、いちごの2年に及ぶ物語の集大成、それをこうも美しく描いたこの101話を見られたことを幸せに思います。

もう一つ。
いつも追いかけられていた美月が、みくるを見送る立場になったというのが、この101話のもう一つの見どころでした。
「見送りに行かない」と宣言しておいてのこれですからね。
美月がみくるとの出会いで変化した部分というのがこの無言の別れ数カットに凝縮されているのです。
これもまた感慨深い。
感極まるというものです。



さらにも一つ。
本当の集大成、劇場版の予告が公開されましたね!
http://www.aikatsu-movie.net/movie/
で、この予告でも先ほど言った美月が後ろ髪を残して去るカットがあるんですけど、その後美月を追いかけている、探しているのはあかりなんですね。
いちごではない。
これがどういうことか考えたんですが、ピンときたのがスパイシーアゲハのトップデザイナー橘アンナの言葉。
『私が求めているのは、完璧なモデルさんじゃなくてミューズなの。私を追いかけちゃダメ』という言葉です。
この言葉の意味は、追いかけるのでもなく、追い越すのでもなく、追いかけたくなるような存在になれ、ということでした。
もし、いちごが美月を越えるのだとしたら、それは、いちごが美月にとって追いかけたくなるような存在になることなのかなあ……
とか考えたら、「歌おう、私の気持ちが届くって信じて……」って言ってるいちごちゃんのカットが表情が、ああ、ああ!
僕はもうダメだ! 
と勝手に感極まってるんですけど、まあ本当にそういう話かどうかは置いといて、楽しみですね、劇場版。
いちごちゃんたちのアイカツの集大成ですものね。
……ってな感じで終わります。
まだまだアイカツに関して書きたいことは山ほどあるのでさくさくいきますよー。

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テーマ : アイカツ!
ジャンル : アニメ・コミック

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