DOG DAYS"2話感想 竜の巫女と勇者の在り方
1話と2話の演出が同じ人で、2話が2原無しの一人原画作監ってえらい贅沢な作りですよね。
そんな2話ですが、サブタイトルの「竜の巫女」の通り、竜の巫女とは何なのかを描いていました。
その竜の巫女・シャルは竜の巫女の使命を背負い、それゆえに他人と距離を置こうとする。
そんな彼女の在り方に対して、では勇者とは何なのか――それが今回の焦点です。
2話では様々な立場とその在り方、そしてその立場への接し方が何度も強調して描かれます。
シンクとナナミが本当に勇者様だったんだと認識したシャル。
ミルヒとの通信ではシャルは竜の巫女として、ビスコッティ領主に敬意をもって緊張して接します。
ミルヒも竜の巫女への敬意を忘れません。
その後、竜と竜の巫女の役割が、クーベルとレベッカによって語られます。
魔物のもたらす被害をシャルが語り、シンクとナナミは魔物退治は勇者の仕事だと助力を申し出ますが、シャルは竜の巫女の仕事だと頑なにこれを断ります。
魔物が現れ、そこに到着したパスティヤージュ勢が腕を振るいますが、パスティヤージュの空騎士が空戦の勇だということが強調されます。
ガウルとジェノワーズも到着、この程度に手間取ってはガレット戦士の名が廃る、と。
レベッカがかしこまって、勇者シンクに対し竜の巫女にその体勢は失礼なのではないか。
エクレはシンクに、勇者なのに姫様を心配させてどうするのかと。
ガウルは竜の巫女であるシャルに、王子として敬意ある対応をします。
ノワとリコが、それぞれ魔物対策部署・研究員の学者であると自己紹介し、シャルに話を聞きます。
ダルキアン卿の言う詳しい人間とは、アデルとヴァレリーのこと。
ロランは、これから行われるのが戦興業ではなく魔物討伐であると定義をはっきりさせます。
このように2話ではキャラが皆それぞれの立場を強調する立ち居振る舞いをします。
そしてそれはすべて、サブタイトルでもある「竜の巫女」という在り方を否応なく意識させるのです。
これは竜の森の問題で、だから竜の巫女である自分の仕事である。
伝承では、巫女が自らの血をもって魔物を倒すことが定められている。
このことが、この話数ではひたすらにそれぞれの立場を尊重することと同時に描かれることで、簡単には譲れないことであると説得力を持たされているのです。
シャルの力のない笑顔とともに、指しのばそうとする手は拒絶される。
作画的にもこの笑顔に力が入れられ、ここが焦点であることがはっきりとわかります。
だがしかし。
それでは、竜の森の問題に外部の人間は手を出せないのか。
そうではないのです。
なぜなら、勇者がいるのだから。1話ではその運動が描かれた勇者が、立場としてはどのようなものなのか、2話のラストシーンでミルヒが端的に語ります。
「シンクは勇者ですから、きっと、助けを求めている人のところに辿り着いちゃうんです」
シャルは助けを求めたくても、その立場がそうさせない。
そんな彼女の元に辿り着くのが勇者である。
シャルが来ちゃダメと言っても、自分が行くと言ったのだから行く。
異世界の壁を飛び越えて、立場の壁だって飛び越えて助けに行けるのが勇者の在り方。
きっとこの勇者たちならシャルを救おうとするし、救えるだろうと思えるのは、こうして真摯に勇者の物語が紡がれているからに違いありません。
愛と勇気と耳としっぽの物語、その触れ込みに相応しく、1話2話にて勇者とは何かが描かれて、3話ではその通りの活躍をしてくれるでしょう。
その期待をするための予感はすでに得ているのですから!
……いやあそんな感じでめちゃくちゃ面白いですね!
キャラが続々集まってきて一大決戦ですよ。
今回の見ものの一つがアクションですが、魔物がポポポポポポポン!ってなるのがタイミングも音もとても気持ちいい!
あとシャルの放つ矢がうねうね蛇行してるの、アーチャーズパラドックスのデフォルメ表現っぽくてかっこいいです。
次回はさらに登場キャラとアクションが増えて重い内容になりそうですが、3話目にして初のキャラデ坂田さんの総作監ですかね?
この采配ができるのも1話2話のスタッフを信頼できたからこそだと思うので、かなり恵まれた布陣だなあと思います。
(3話坂田さんじゃなかった! 外した!)
(ていうか坂田さんは全話の総作監やってもう二人が交互の各話総作監二人体制ですねこれ)
3話か4話までで1本の映画かスペシャル編みたいな構成ですよね。
かなり攻めてるというか、それがやれたら最高だけどそれは難しいだろみたいな内容で、見てるこちらとしてはありがたい限りです。
そんな感じで3話も楽しみですね……待ちきれない……。
そんな2話ですが、サブタイトルの「竜の巫女」の通り、竜の巫女とは何なのかを描いていました。
その竜の巫女・シャルは竜の巫女の使命を背負い、それゆえに他人と距離を置こうとする。
そんな彼女の在り方に対して、では勇者とは何なのか――それが今回の焦点です。
2話では様々な立場とその在り方、そしてその立場への接し方が何度も強調して描かれます。
シンクとナナミが本当に勇者様だったんだと認識したシャル。
ミルヒとの通信ではシャルは竜の巫女として、ビスコッティ領主に敬意をもって緊張して接します。
ミルヒも竜の巫女への敬意を忘れません。
その後、竜と竜の巫女の役割が、クーベルとレベッカによって語られます。
魔物のもたらす被害をシャルが語り、シンクとナナミは魔物退治は勇者の仕事だと助力を申し出ますが、シャルは竜の巫女の仕事だと頑なにこれを断ります。
魔物が現れ、そこに到着したパスティヤージュ勢が腕を振るいますが、パスティヤージュの空騎士が空戦の勇だということが強調されます。
ガウルとジェノワーズも到着、この程度に手間取ってはガレット戦士の名が廃る、と。
レベッカがかしこまって、勇者シンクに対し竜の巫女にその体勢は失礼なのではないか。
エクレはシンクに、勇者なのに姫様を心配させてどうするのかと。
ガウルは竜の巫女であるシャルに、王子として敬意ある対応をします。
ノワとリコが、それぞれ魔物対策部署・研究員の学者であると自己紹介し、シャルに話を聞きます。
ダルキアン卿の言う詳しい人間とは、アデルとヴァレリーのこと。
ロランは、これから行われるのが戦興業ではなく魔物討伐であると定義をはっきりさせます。
このように2話ではキャラが皆それぞれの立場を強調する立ち居振る舞いをします。
そしてそれはすべて、サブタイトルでもある「竜の巫女」という在り方を否応なく意識させるのです。
これは竜の森の問題で、だから竜の巫女である自分の仕事である。
伝承では、巫女が自らの血をもって魔物を倒すことが定められている。
このことが、この話数ではひたすらにそれぞれの立場を尊重することと同時に描かれることで、簡単には譲れないことであると説得力を持たされているのです。
シャルの力のない笑顔とともに、指しのばそうとする手は拒絶される。
作画的にもこの笑顔に力が入れられ、ここが焦点であることがはっきりとわかります。
だがしかし。
それでは、竜の森の問題に外部の人間は手を出せないのか。
そうではないのです。
なぜなら、勇者がいるのだから。1話ではその運動が描かれた勇者が、立場としてはどのようなものなのか、2話のラストシーンでミルヒが端的に語ります。
「シンクは勇者ですから、きっと、助けを求めている人のところに辿り着いちゃうんです」
シャルは助けを求めたくても、その立場がそうさせない。
そんな彼女の元に辿り着くのが勇者である。
シャルが来ちゃダメと言っても、自分が行くと言ったのだから行く。
異世界の壁を飛び越えて、立場の壁だって飛び越えて助けに行けるのが勇者の在り方。
きっとこの勇者たちならシャルを救おうとするし、救えるだろうと思えるのは、こうして真摯に勇者の物語が紡がれているからに違いありません。
愛と勇気と耳としっぽの物語、その触れ込みに相応しく、1話2話にて勇者とは何かが描かれて、3話ではその通りの活躍をしてくれるでしょう。
その期待をするための予感はすでに得ているのですから!
……いやあそんな感じでめちゃくちゃ面白いですね!
キャラが続々集まってきて一大決戦ですよ。
今回の見ものの一つがアクションですが、魔物がポポポポポポポン!ってなるのがタイミングも音もとても気持ちいい!
あとシャルの放つ矢がうねうね蛇行してるの、アーチャーズパラドックスのデフォルメ表現っぽくてかっこいいです。
次回はさらに登場キャラとアクションが増えて重い内容になりそうですが、3話目にして初のキャラデ坂田さんの総作監ですかね?
この采配ができるのも1話2話のスタッフを信頼できたからこそだと思うので、かなり恵まれた布陣だなあと思います。
(3話坂田さんじゃなかった! 外した!)
(ていうか坂田さんは全話の総作監やってもう二人が交互の各話総作監二人体制ですねこれ)
3話か4話までで1本の映画かスペシャル編みたいな構成ですよね。
かなり攻めてるというか、それがやれたら最高だけどそれは難しいだろみたいな内容で、見てるこちらとしてはありがたい限りです。
そんな感じで3話も楽しみですね……待ちきれない……。
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